入管業務はプレゼン資料
私は行政書士として入管業務を専門にしています。日々、外国人の方の在留資格申請をサポートする中で感じるのは、「入管業務はプレゼン資料作りに似ている」ということです。
必要とされていない書類も求める理由
入管申請では、法令で定められた必要書類を提出するだけではなく、追加で書類をお願いすることがあります。それは、審査官によりわかりやすく、説得力のある申請にするためです。営業資料やプレゼンでも、相手が納得しやすいように、補足資料や事例を用意することがありますよね。同じように、申請者の状況を的確に伝えるために、追加資料を用意することが重要になります。
論理的な矛盾をなくす
入管業務では、申請内容が一貫していることが求められます。例えば、会社の事業内容と申請者の業務内容に矛盾があれば、「本当にその仕事をするのか?」と疑われてしまいます。そのため、すべての書類を整合性の取れたものにし、論理的な矛盾がないように注意を払う必要があります。
説得力のある申請へ
ただ書類を揃えるだけではなく、審査官に「この人を受け入れる理由」を納得してもらうことが大切です。プレゼン資料でも、単に情報を並べるのではなく、ストーリーを作って伝えたほうが効果的です。入管申請でも同じで、「なぜこの人がこの仕事をするのか?」「なぜこの会社なのか?」を明確に伝えることで、審査官の納得感を高めることができます。
入管業務は単なる書類作成ではなく、相手に「伝わる」形に仕上げることが大切です。営業やプレゼンの経験を活かしながら、論理的かつ説得力のある申請をサポートしていきたいと思います!